親知らずの概要や扱いについて

親知らずは第8大臼歯とも呼ばれ、口腔内の歯並びにおいて一番奥側に当たる部分に生える上下左右4本の歯の事を指します。


この4本の歯については乳歯が生えず、20歳前後で出て来る永久歯のみになるという特徴があって、その名称の由来ともなっています。

親知らずは4人に1人程度の割合でそもそも生えて来ない場合があり、全てが生え揃わないケースも多く見られます。


このような場合は骨と歯の区別が付き難いような状況になっている事が多く、時間経過によって特にトラブル無く骨に吸収される形で一体化して行きます。



こうした所見に関する研究から親知らずは現代人において、退化段階にある組織では無いかとも指摘されています。



このような歯である事から、傾いて生える・露出した時点で既に虫歯の症状が見られるといったケースも多いものです。



こうした状況では特に手前の歯に対する伝染的な悪影響・歯並び全般に対する悪影響も想定される為、古くから抜歯の適応がされる事の多い歯としても一般的に知られています。

一方、近年は個々の親知らずの状況次第では抜歯を行わないケースも増えています。
その理由としては親知らずの手前の歯に問題が生じた際の、ブリッジの土台役と出来る可能性がある事を挙げられます。

また再生医療技術の急速な発達が見込める状況の近未来において、機能面で根幹的な役割を果たしている歯を痛めた際に自己移植医療を行う事によって高いレベルで機能の維持が出来るのではと期待されているという理由もあります。